1 . 2024年の総括
ABOUT
TuneCore Japan
TuneCore Japan 誕生から12年
日頃よりサービスをご愛顧いただき、深く感謝申し上げます。2024年のTuneCore Japanは音楽ディストリビューションサービスを中心に、アーティストやクリエイターの成長のより強固なサポートに取り組んで参りました。アーティストやクリエイター自身の努力に私たちの活動が組み合わさり、おかげさまで2024年もTuneCore Japanからアーティストたちへの累計還元額は過去最高を記録できました。
今まで以上に「ジャンルごと」や「活動のフェーズごと」といった様々な視点でアーティストの悩みにスポットを当て、サポート体制が活発化した年でした。そんな試みの一端であるアーティスト向けメディア「アーティストガイド」や、ボカロP向けのオーディション等は、2025年以降のアーティストのインフラになっていくことでしょう。
ただし、私たちができることはあくまでも助力。成果に結びつけるのはアーティスト自身の日々の努力です。より多くのアーティストたちが各々の目指す理想を掴み取れるよう、今後もアーティストに寄り添ったサービスを展開していく所存です。

2 . アーティスト・レーベルの還元額
2024
STATS
SNSトレンドに入る大きな反響
2024年のアーティストへの還元額は164億円と過去最高額を更新し、累計では711億円に到達しました。市場的には、多くのDSP が不正再生への対処や、支払いルールの改定に動きを見せた年でした。TuneCore Japanもディストリビューターとして不正再生の撲滅に取り組み、その結果、再生数や還元額の減少の煽りを受けておりますが、それを加味しても順調に成長しております。
海外比率は昨年と同じく1%の成長を見せ、14%を達成。これは2023年末に韓国最大級の音楽ストリーミングサービス「Melon」や「Qobuz」への配信が可能になった等、海外で強い勢力を持った配信ストアの追加が大きく貢献したと同時に、中国、韓国での日本楽曲の再生が増加傾向にあることが貢献しております。
アーティスト・
レーベルの還元額
累計
アーティスト・
レーベルの還元額
累計

アーティスト・
レーベルの還元額
2024年
アーティスト・
レーベルの還元額
2024年

2024年ストリーミング
再生数成長率・前年比
2024年ストリーミング
再生数成長率・前年比

アーティスト・
レーベルへの還元額
ジャンル別ランキング
アーティスト・
レーベルへの還元額
ジャンル別ランキング

アーティスト・
レーベルへの還元額
海外国別ランキング
アーティスト・
レーベルへの還元額
海外国別ランキング

3 . 2024年のアップデート
2024
UPDATE
アーティストサポートを中心に、
多くのアップデートを実施
2024年のTuneCore Japanの取り組みの指針は大きく分けて2つ。ひとつはディストリビューションサービスとしての使いやすさ向上や機能拡張を目的としたサービスアップデート。アルバム登録の際すでに配信している楽曲を簡単に含められるリパッケージ機能や今までより詳細なクレジット記載を可能とする機能の追加、またリングトーンの配信は年間利用料が無償化されました。カラオケ配信についても多くの機能が拡充され、「ANTENNA! powered by DAM」への配信とVOCALOID(その他音声合成ソフト含む)を使用した楽曲のカラオケ配信が可能に、そして配信登録代行サービスが開始されたりと、充実したサービスにアップデートされています。
もうひとつはチューンコアを使うアーティストの活動により広がりを生み出せるようなサポート企画の充実。新たに始動したものとしては、活動を加速させられるナレッジをアーティスト向けに提供する情報メディア「アーティストガイド」。今まで開催していたアーティスト向けセミナー「アーティストラウンジ」とともにさらに多くのアーティストの助けになれればと始動したプロジェクトです。
また、例年開催しているFUJI ROCK FESTIVALのステージ出演オーディション「ROOKIE A GO-GO」だけでなく、新たにLuckyFesの出演オーディション「Battle to LuckyFes」等、フェスの出演オーディションの充実にも力を入れました。特に、毎年オースティンにて開催される世界的に有名なショーケースフェスティバル「SXSW」や中国最大級の音楽フェス「Strawberry Music Festival」への出演オーディション等、海外への挑戦ハードルを下げる取り組みは 2024年 に大きな飛躍を見せたと言えます。
もちろんステージ出演だけがアーティストの目指す先ではないので、インターネットでの活動が中心のアーティストに向けたVoiSona「知声」2周年記念ソングコンテストの開催やHoneyWorksとのコラボで実現した「Rework with『可愛くてごめん』」の開催等、インターネットでの活動が中心のアーティストに向けた企画も盛り上がりを見せました。
Feature Update
新コンテンツ
Improvement
機能追加・改善
4 . 注目したインディペンデントアーティスト
2024
SPOTLIGHT
2024年TuneCore Japanが注目した
インディペンデントアーティスト
2024年も、チューンコアを利用してリリースされた多種多様な楽曲や、そのアーティストはさまざまな方面で活躍を見せてくれました。TuneCore Japanがその動向を注目していたアーティストは数々いますが、ひときわ大きな成果を挙げたのは楽曲「はいよろこんで」のSNSでのバイラルからまたたく間に大衆に認知され、年末にはNHK紅白歌合戦に出演したこっちのけんと。その他にもONE OK ROCKのTakaが言及したことをきっかけに存在感を強めていったswettyや、洗練されたSNSの活動を通じてバイラルを生み出したNozomi Kitay等、2024年もSNSは新しい注目株となるアーティストが生まれる場所でした。
一方、2023年の「出れんの!?サマソニ」にてSUMMER SONICに出演し、2024年には「ROOKIE A GO-GO」でFUJI ROCK FESTIVALに出演したBlack petrolや、「Battle to LuckyFes」を勝ち上がって見事LuckyFes’24に出演したAshley等、堅実な成長を見せたアーティストからも目がはなせない年となりました。
5 . 2025年以降に向けて
FOR
2025 -
Unlimited Plan始動
アーティストの無限の創造性を、さらに飛躍させるプランが登場。

リリース数と再生数の相関図

これまでTuneCore Japanでは累計100万曲以上が配信リリースされ、利用アーティストは累計500億円以上の収益を受け取っています。これらのデータをもとに利用アーティストが配信した累計楽曲数と累計収益の関係性をみると、多く楽曲をリリースしているアカウントほどアカウントの収益は多く、また1曲あたりの収益も増加する傾向が見られます。中にはバイラルヒットした楽曲も含まれますが、大局的には継続したリリースがリスナーやファンとのコミュニケーションを促進し、新譜のみならず、過去カタログ作品の再生にもつながることで、アーティストの収益が上昇していることがわかります。

TuneCore Japanはこれからもアーティストを全力でサポートします。
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