<24時間ネットTV編> 若手バンドが考える『出たいライブハウス』の条件って?
2015/06/18
ゲスト:17歳とベルリンの壁/57pictures/ドラリ座
TUNECORE JAPANが応援している「24時間ネットTV~俺が地球を救う~vol.2」の番外編第3弾!
今回は24時間ぶっ通しのUstream連動イベント「24時間ネットTV」に出演するバンドマンたちによる、『ライブハウス』談義です!
ここのライブハウスが〜あそこのライブハウスが〜とあると思いますが、バンドマン同士出たいライブハウスには共通点があるようです…?
〜クラウドファウンディングでイベントを行う〜
ーーまずは自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
17歳とベルリンの壁 (以下、17):17歳とベルリンの壁と申します。バンド結成は2年くらい前です。前のバンドを解散した鶴田(Gt.Vo.)と昔からの知り合いだった松井(Gt.)を中心に集まって、昨年高野(Ba.Vo.)が加入して、現在サポートドラマーを迎えて活動しているところです。
57pictures (以下、57):57picturesです。バンド結成は結構前で2008年くらい。大学を卒業してすぐくらいに根本(Gt.Vo.)、天野(Gt.)、鴨志田(Dr.)、斉藤(Ba.)で結成して、2年前からアートワーク担当の鈴が加入しました。ライブでは彼女もステージに上ってライブペインティングを行います。
ドラリ座 (以下、ド):ドラリ座といいます。結成からはだいたい4年くらいで、風野(Vo.Gt.)の誕生日にアスキック誠(Gt.)を誘ったのが始まりです。メンバーは入れ替わりが激しいのですが、2年くらい前にナカムラ(Ba.)が入ってからは3人が固定メンバー、ドラムはサポートを入れてライブをしている感じですね。
ーーありがとうございます。皆さんバンド名が独特なのですが、由来を伺ってもよろしいですか?
天野 (57):僕たちはいくつか候補があったのですが、その中でドラムの鴨志田が提出した案が採用されました。僕らの音楽は風景を切り取るような、景色を彩る曲が多いよね、ということがあって「pictures」……まぁ○○ズっていいよねっていうのもあったので複数形にしているのですが、それに彼の好きな数字「5」と「7」を頭に持ってきてバンド名になったっていう感じですね。
ーーじゃあドラムの方の意見が採用されたんですね。
天野 (57):そうですね。あと、一番説明がちゃんとしてたってのもあります。
斉藤 (57):今思えば俺らの提案した名前、穴だらけだったもんね(笑)。
天野 (57):まぁ、バンドのコンセプトを的確に表していた名前だったので、これでいこうと。
風野 (ド):僕らのバンド名もコンセプトから入ってる感じはありますね。僕たち、楽曲の感じとかステージパフォーマンスにエンタメ要素が強くて。できればサーカスみたいなバンドでありたいねってことで「座」はつけたかったんですよ。
アスキック (ド):それに「ドラリオン」っていう……サーカスの演目なのかな。を略してドラリ座になりました。
風野 (ド):なんかドラえもんみたいで、親しみやすいしいいよねって。
アスキック (ド):まぁまずライブが決まって、ライブハウスから「なんてバンド名なんですか?」って聞かれたからつけたんで当初は「ドラリ座(仮)」だったんですけど。
風野 (ド):だんだんしっくりきた感じですね。「あれ? ドラリ座よくね?」って。しかもweb検索めっちゃ強いんですよ。
ーー確かに(笑)。バンド名がいくつか並んでてもパッと目に飛び込みますね。
鶴田 (17):僕らも、チケットとかフライヤーで目に入るよう、数字と仮名と漢字は混在させようと決めてました。
松井 (17):そうですね、戦略的観点が先にあって。
鶴田 (17):で、「17歳」って日本のロック史で意味を持って繰り返される言葉で……たぶんNumber Girlがその最たる例で、その系譜にBase Ball Bearもいると思うんですけど。それでその17歳ってワードと最もイメージが遠い単語はなんだろうって考えて「ベルリンの壁」をくっつけたんです。
松井 (17):意味がありそうな「ベルリンの壁」には何にも意味がないんですよね、実は。
鶴田 (17):違和感が与えられたらいいな、興味を持ってほしいなってくらいですね。
ライブハウスに求める条件とは。
ーーみなさんバンドを始められて4年以上経ってらっしゃる、ということなんですが、ホームグラウンドだなと考えている特別なライブハウスってありますか?
天野 (57):都内だと下北沢MOSAiCとか、新宿wildsideTokyoだと思います。
鶴田 (17):僕らは渋谷club乙がホームですね。
風野 (ド):下北沢ReGとか、最近は府中Flightにお世話になってます。
ーーなるほど、ちなみに、その決め手……もちろん、切れ間なく呼んでくれるってのは前提としてあると思うんですけど、ほかに「ここが良いと何度もやりたい」って部分はありますか?
風野 (ド):難しいですが……、僕らは結成して2回目のライブでReGに出させていただいて。最初期から店長さんが面倒みてくれているんです。自分たちが育ってきてる過程を間近で見ている人だから、アドバイスも素直に受け入れられますし、デカいイベントを振ってくれるときも純粋に期待されてるんだなって思えて。解散の危機にも助言をもらったりして、信頼関係が出来上がってるから不安がないんですよね。
アスキック (ド):府中Flightの方もそうなんですけど、熱いんですよね。熱を持ったスタッフさんがいると、ああまたここで演りたいなと思える。
天野 (57):スタッフの方と密なコミュニケショーンがとれるのは大事ですよね。単純に、笑顔で対応してくれるスタッフさんが多いと安心しますし。
斉藤 (57):そうだね。もちろん、57は音作りが大事だと捉えているバンドなので、その作りやすさも基準になってくるんですが、基本はやっぱりスタッフのかたとの人間関係になりますね。
鈴 (57):バンドに対してだけでなくて、お客さんへの対応も大事だと思います。愛想の良し悪しというより、私たちを見に来てくれたお客さんとも仲良くなってくれるようなスタッフの方がいると、安心してお客さんを呼べますね。私たちだけじゃお客さん全てをケアしきれない部分は絶対出てくるので、そこが信頼できるというのは大きな魅力だと思います。
鶴田 (17):東京都内は数多のライブハウスがあって、取捨選択を迫られる機会が多いと思うので、結構ボーダーははっきりさせてますね。例えば、バンドやってるとよくわかんないお誘いメールがくる機会が多いと思うんです。
ーーあぁ、「イベントご出演のお願い」つって5〜6日くらい候補日程が書いてあるヤツとかですかね。で、結局どの日に出て欲しいんだよ! みたいな。
松井 (17):そうですそうです。見てると、たまに各バンドに通常のブッキングノルマより高額なノルマを課してるイベントとかがあるんですよ。それは、ただ頭数が欲しくて誘ってるんじゃないかな? と。
高野 (17):仕事だからある程度利益の追求は仕方ないんですけど、趣旨が見えてこないイベントはできれば避けたいな……っていう思いはあります。
17歳とベルリンの壁のみなさん
鶴田 (17):だから、よくわからないお誘いメールに名前が載ってる=そういったイベントを許容してるライブハウスとは深い付き合いはできないなと思います。同様に、ブッキングに意図が感じられないライブハウスも敬遠しちゃいますね。
高野 (17):他のバンドとの共通点が全く無いと、観て来てくれるお客さんも戸惑うと思うんですよね。知ってるバンドとか気になるバンドが私たちの他にもいたら来場しやすいし、その日1日を楽しんで貰えると思うんです。
鶴田 (17):逆に、このバンドを売ってこう、このイベントを売っていこうって考えてそうなライブハウスは信頼できます。HPでも、ただのバンド名の羅列じゃなくて画像やHPへのリンクが貼られていたりとか。Youtubeやサンクラにリンクしてたりすると「あ、見てくれてるんだ」とか「宣伝してくれるんだ」と思ったりもしますし。
松井 (17):結局どれだけ自分たちを気にかけてくれてるかってことなんですかね。先ほど57、ドラリ座の両バンドが仰ってた、人柄の話と通じる部分はあるかも。
ーーなるほど、ありがとうございました。3バンドともどちらかと言えば施設面よりもスタッフの人間性が重要だ、というお話をされているように感じたのですが、そのスタッフの方々からどう接されたいですか? 例えば大概のライブハウスでは、ライブが終わるとチケット代の精算をするじゃないですか。
天野 (57):しますね。
ーーそのときに、褒められたいとか、ダメ出しされたいとかバンドとしてあったりしますか?
風野 (ド):うーん、ダメ出しは受けたいですね。僕ら結構エンタメっぽいことをやっていて、いい意味でも悪い意味でも一日の中で異質な存在になっちゃうんです。だからだいたい反応としては「良かったよ〜」とか「面白いね」って感じに終始しちゃって。
アスキック (ド):その反応はすごく有難いし、言ってもらいたいことだし、自分たちのやっていることは正解なのかなとも思うのですが、それだけだと少しさみしいというか。
風野 (ド):良い反応があるとすぐ思い上がっちゃうんです。でも絶対まだまだ足りない部分があるはずだから、そこは突き詰めたい。って思いでスタッフのかたと話すときは「どこが悪かったですか?」と聞くようにしています。
松井 (17):贅沢を言えば、褒められもしたいしダメ出しもされたいですね。でもなるべく具体的に、ってのが本音です。ボンヤリと「最高だったよ〜」って言われても「ん? ほんと?」って思っちゃう。
鈴 (57):でもそれ、テンションにもよりませんか? 飛び付いてくる勢いで「キャー!良かったよ〜、最高!」って言われたら…
斉藤 (57):その人もうファンじゃん(笑)。
松井 (17):そこまでされたらやぶさかじゃないですけど……(笑)。
高野 (17):ビール片手に「ウェ〜イ最高だったよ〜」みたいなのも案外嬉しいですね。ただもう楽しい!
鶴田 (17):それはそれとして、具体的に音楽性とか狙ってるところをズバリと言われると嬉しいですね。僕らならシューゲイザーだけどポップさを大事にしてて、でもメロディだけでそれを表現してる訳じゃないとか。イメージが共有できる相手だと、意思の疎通もラクですし。
天野 (57):うーん、確かに具体性は大事だけど、ライブハウスの人はバンドのメンバーじゃない訳で。具体的に言うことで、それまで築いたレールから外れてしまう恐れもあると思うんですね。AとBの選択肢がある中でAって言ってもらいたいのかBって言ってもらいたいのか分かんないこともあると思うし。
鈴 (57):それにもしかしたらその選択肢は既に試したものかもしれない。そうやって考えたりすると、初のハコだったりするとなかなか踏み込んで話してはくれないだろうなとも思うんです。
斉藤 (57):だから、なるべく選択肢を絞るというか、こちら側からも具体的に聞こうとしています。今日の音作りはどうだった?とかあの演出はどう思った?とか。そこでキッチリ返してくれると嬉しいですねぇ。
天野 (57):あ、あとボーカルが抜けて聞こえたねって言われると嬉しいね。やっぱり歌を聴かせたいってのが大前提だから。ギターが目立ってましたよ!って言われるとダメだなって思うくらい、そこは重視してます。
57pictures 鈴さん
ーーなるほど…では逆に精神論絡めてダメ出しされたらどう思います?
鶴田 (17):もう…出たくないです…。
一同:笑
鈴 (57):なんかあったの?(笑)
天野 (57):てか俺らこのインタビューで赤裸々に語り過ぎて今後やりづらくなんないかな?(笑)
斉藤 (57):むしろ今後マニュアルが作られたりするんじゃない?
鶴田 (17):「皆様ズ界隈めんどくせぇからコレ喋っとけ」みたいな(笑)。
松井 (17):みんな似たようなこと考えてると思いますけどね〜。
風野 (ド):考えてるは考えてるんですけど、僕は精神論肯定派です。さっきの話と被るんですけど、やっぱり「楽しい」って感想は最強だと思うんですよね。スタッフの方でもお客さんでも、楽しくなってもらうためにやってる部分はデカいので。
アスキック (ド):むしろ、どんな具体的なところをほめてもらうよりも「もうとにかく楽しかったし面白かった!」って言われると、狙い通りだなってニヤニヤしちゃいます。
鶴田 (17):人それぞれってことですね。僕は「うまく言えないけど、音に説得力が無い」って言われた時点でもう……。
風野 (ド):それは俺らもイヤです!(笑)
アスキック (ド):それ、何も言ってないに等しいじゃないですか!(笑)
24時間ネットTV会場について
ーーさて、今回は皆さんTUNECOREと皆様ズの企画「24時間ネットTV」にご出演されるということでお集まり頂いたのですが、みなさん会場のヒソミネでライブをされたことはおありですか?
天野 (57):僕らは一度だけ。
鶴田 (17):僕らは3回ありますね。
風野 (ド):出たことも行ったこともないんですよ。楽しみにしてるんですが、どんなハコなんですか?
鈴 (57):私がアートワークだからというのもあるんですけど、まず、エントランスに美術作品が飾ってあるんですよ。そのときは個展をやってたのかな? 素敵な絵があって。で、バーカウンターがあってご飯も美味しいから、ライブを観に来る以外にも入り口がある多角的なライブハウスって印象があります。
斉藤 (57):いろんな楽しみ方を提示してくれる場所ってイメージですね。あと……ホントにご飯が美味しいんですよ。
天野 (57):わかる! パスタめっちゃ美味しいかったよな〜。
松井 (17):ビールも美味しくなかったですか? 拘ってるのか、種類も豊富でした。
高野 (17):私ワイン飲んでました。ヒソミネ行くとたくさん飲んじゃうんですよ。
鶴田 (17):ピザもチーズとハチミツのピザがあって、ライブハウスのクオリティを軽く超えてるんですよ。
アスキック (ド):……ダメだ、全然想像がつかない
風野 (ド):今のところ、僕の頭の中ではほぼ赤レンガ倉庫ですね、ヒソミネ。
ーー確かに予想しづらい(笑)。照明はプロジェクター2台を活用してて、PAは全部デジタルで管理してるという話ですよ。
風野 (ド):要素が多すぎて混乱してきた。
中村 (ド):とりあえず楽しみッス。
ーーそしてみなさん、今回TUNECOREを介して初の楽曲配信をされる、ということなのですが、デジタルでの販売についてどのようなイメージを持っていらっしゃいました?
斉藤 (57):やはり数年前から配信は視野に入れなければと思っていました。今の中高生にはCDを買いに行くという文化が無い気がしていて。
天野 (57):Youtubeで音楽を聞いても、そこから先のアクションがなかなか見込めない。そんな彼らが18歳になって、20歳になって、ライブハウスに訪れたときに果たしてCDを手に取るのか?という疑問もあって。今後のことを考えると絶対的に足を踏み入れなければと思っていました。
斉藤 (57):本当はCDってメディアは大好きなんですけどね。
天野 (57):個人的にはそうだね。
風野 (ド):僕らは、というよりも僕は機械がすっごく苦手で。昔itunesで音楽をDLしようと思ったらパスワードを忘れちゃって「あ、アレじゃなければ高校生の時のあの……あ、違う。じゃああのトラウマの……」みたいに散々試して結局買えなかったんですよ。
アスキック (ド):もう機械云々でもないし、風野が悪いよそれ。
風野 (ド):いやでも年配の方にも買っていただくときにデジタルはちょっと優しくないと思うんだよ。
中村 (ド):まぁ、そうかもね。デジタルは便利だし成長していくとは思うけど、デジタルの隆盛=フィジカル音源が無くなるってことでは無いかもしれない。
アスキック (ド):特に配信だと1曲単位で購入するから、キャッチーさが大前提になってしまうんですけど、そうすると猫も杓子もキャッチーになってしまって振り幅が無くなってしまうという懸念点はありますね。
風野 (ド):フィジカルだと強制的に一枚聴く流れができてるから、いろんな曲で勝負ができると思うんです。
鶴田 (17):まぁバンドとして考えるとどっちにも視線を向けていたほうがいいとは思うんですけど、イチ消費者としては配信はありがたいですね。引きこもっててもすぐ買えるわけだし。
松井 (17):スピード感が違うよね。サンクラとかyoutubeで聴いていいなと思ったらすぐにアルバム全部を聴けるのは嬉しい。
鶴田 (17):熱が冷めない感じというか……。リスナーとしても本当にありがたい時代です。
鈴 (57):アートワーク的な視点から言えば、1曲ずつジャケットを変えることができたり、デジタルならではの遊び方ができるなーという印象ですね。
天野 (57):デジタルとフィジカル、どちらか片方しか生き残れないって訳じゃなくて、両方のいいところを取り入れられる時代になってきてるのかなと思います。
ーーありがとうございました。今後も配信についてはバンド界隈のみなさんにも議論していただければと思います。では、最後にイベントに関して意気込みを!
17歳とベルリンの壁 (以下、17):多くのアイデアが盛り込まれた素敵なイベントにお誘い頂きまして光栄です。出演者としてもお客さんとしても楽しみな一日です。
57pictures (以下、57):たくさんの面白い試みがされているイベントで、とても楽しみです。ライブもテンションも、お酒もいつもの2割り増しくらいで頑張ります。
ドラリ座 (以下、ド):24時間ネットTV・クラウドファンディングの利用等刺激的な取り組みに「こんなことが出来るのか!」といった驚きと、その企画に参加できる事への喜びでいっぱいです。参加者全員が期待を持てるイベントだと思います。
ーーありがとうございました!では当日を楽しみにしています!
『青に唄えば』by 57pictures
『PaPaPa Party Dude ~Come On! Come On!~』by ドラリ座
57pictures
Vo,Gt : 根本 直哉
Gt : 天野 泰裕
Ba : 斉藤 祐樹
Dr : 鴨志田 雅
Artwork : 鈴-suzu-
略称『57』(ゴーナナ)
UK、ポストロック、シューゲイザーを経過した、邦ロックバンド。
海外展示等も経験するイラストレーターをアートワークとしてメンバーに持ち、音楽4人・アート1人の計5人で活動する。自然体で息の合った独自の世界観を表現する『音楽×アート』は評価も高い。
17歳とベルリンの壁
Yusei Tsuruta (Vo.Gu)
Eriko Takano (Vo.Ba)
Akinori Matsui (Gu)
2013年、東京都内で活動開始。男女ツインボーカル、ツインギターの編成。シューゲイザー、ギターポップ、ドリームポップに影響を受けた音像にポップながらどこか低体温なメロディーを乗せている。
ドラリ座
Gt&Vo風野秀秋
Gtアスキック誠
Ba ナカムラタケシ
2010年風野とアスキックで結成。UKロックをベースにダンスロックを展開。「週末を踊りでハッピーにする」事をコンセプトに東京を中心に活動を行う。
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